今日は書評記事です。
藤本梨恵子さんの著書で「なぜかうまくいく人の気遣い100の習慣」を紹介したいと思います。
本書は、100個の「気遣い」について紹介してくれます。ひとつひとつが見開き2ページで完結するのでちょっとした時間でもお手軽に読むことができます。
全部で7章から構成される内容で、前半の3章までは仕事編というような感じで、営業の心得のような気遣いが多く紹介されています。
4章以降は、日常生活でためになる気遣いや、気遣いの心得、極意といったような概念的な内容にシフトしてきます。
個人的には5章以降の内容がとても良いなと感じました。ちょっと前半は仕事のような感じの印象がありました。
個人的にいいなと思った「気遣い100の習慣」を5つ紹介したいと思います。
【第5章 気遣いの心得編】
■ 67 過剰な気遣いは命取り
- 完璧であれ
- 一生懸命であれ
- 他人を喜ばせろ
- 急げ
- 強くあれ
この5つの期待に過剰に応えようとするとすれば、心は壊れて当然です。
自分に余裕があってこその気遣いでなければなりませんね。強迫観念で「〇〇しなければ」となってはいけませんね。
【第5章 気遣いの心得編】
■ 73 情報ではなく人望を集める
情報を集めるのではなく、気遣いで人望を集めるた方が結局は、多くのサポートを受けることができるのです。
持っている情報の多さで相手より優位に立とうとしてはいけませんね。
【第6章 利休七則編】
■ 81 花は野にあるように
何事も余計な装飾なく、自然でシンプルであることが美しいのです。
気遣いは真心でシンプルに伝えるから伝わるのです。
スティーブ・ジョブズは「シンプルであることは、複雑であることより難しい。なぜなら物事をシンプルにするには懸命に努力して思考を明確にしなければならないからだ」と言っています。
シンプルは本当に難しいものです。大変ですが、常にシンプルに本質をとらえたいものです。
【第7章 気遣いの高め方編】
■ 86 自分の器以上のものは手に入らない
心理学では「器」=「セルフイメージ」です。人はセルフイメージ通りに無意識に行動します。
自分を嫌いながら(器の小さい人だと思いながら)、人に親切にすることは不可能なのです。
自分で勝手に器の大きさを決めてはいけませんね。「どうせ自分には・・・」と思わずに、チャレンジする心は忘れないようにしたいです。
【第7章 気遣いの高め方編】
■ 87 食べ方は生き方
腸は第二の脳と言われ、腸内細菌は神経伝達物質の生成に重要な役割を担っています。
食事が偏ると、考え方や人への接し方が偏ってしまうのです。
確かに、食べ物が自分の肉体、そして精神まで作り上げることは忘れがちです。腸内細菌にやさしい食生活を心掛けたいですね。
まとめ
藤本梨恵子さんの著書で「なぜかうまくいく人の気遣い100の習慣」の書評記事を書きました。
本書から、個人的なベスト5の気遣い習慣を紹介しました。後半の章に良いものが多かった印象です。
目次を見て、ご自身にピッタリとはまる習慣を見つけ、そこを重点的に読む、読み方がが楽しく読めると思います。
以上
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