【書評】「雑談の一流、二流、三流」を読むと、雑談で日常が少し滑らかに過ごせるヒントが見つかる

書評
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今日は、桐生稔さんの著書「雑談の一流、二流、三流」の感想を書きたいと思います。

この本を読もうと思ったきっかけは、中田敦彦さんのYoutube大学での書評動画を見たことでした。

私自信もそんなに雑談が得意ではないので、何かヒントがないかなと思い本書を読んでみました。

雑談」って意味あるの?

以前は、雑談ってそんなに意味があるの?と思っていましたが、今となっては、雑談することで人と人とのつながりが円滑になり、仕事や日常生活でのやり取りしやすくなる効果がある、実はとても大切なものと考えるようになりました。

仕事でも、取引のある方とはなるべく雑談を混ぜるようにして、お互いのやり取り、連絡がより取りやすくスムーズにできるような関係を作れるように心がけるようになりました。

本書の冒頭にもありますが、著者は営業マンで、毎日取引先とのたわいのない雑談をきっかけにしてどんどん仕事を取っていき、ナンバーワンにまで登りつめたようです。

それくらい雑談って実は大切で、一見仕事とは関係ないようでも、巡り巡って仕事の成果につながるんですね。

特に最近では、在宅勤務が増えている世の中で、なかなか面と向かって雑談する機会が減っていると感じます。

そんな世の中だからこそ、よりうまく雑談できることで周りと差をつけられるかもしれませんね。

仕事仲間、上司、取引先、あるいは日頃よく行くお店の店員さん、ご近所さんとのたわいもない雑談をすることで、思いもよらないキッカケやチャンスが舞い降りてくるかもしれませんね。

本書を読んで、ちょっとした雑談を織り交ぜることにチャレンジしてみてください。

雑談もテクニックでなんとかできる

雑談をうまくするためのテクニックが本書にはたくさん紹介されています。

雑談が上手い人っていますよね。そういう人ってとても羨ましく見えます。

そういう人って、特別なコミュニケーション能力の才能があるのかなと思ってしまい、自分にはそこまでなれないなとあきらめてしまいがちですね。

でも雑談であれば本書のテクニックを学んで実践することである程度はうまくなれるはずです。

前置きが長くなってしまいましたが、本書から雑談のテクニックについて3つ紹介したいと思います。

個人的に「なるほど」と思ったものです。

「一流は、相違点を探して距離を縮める」

相手と仲良くなるための方法として「共通点を探しましょう」というのはよく聞く話だと思います。

しかし、他人との共通点は一生懸命に探してもなかなかないものですね。

一般的には、他人とは共通点よりも相違点が多いですよね。

なので、相手との雑談には一生懸命共通点を探すよりは、相違点に目を向けて話を広げたほうがラクです。

じゃあどうやって相違点から話を広げるの?と思いますね。

例えば、好き嫌いなものが全く逆の相手がいたとすれば、そこに興味を持ってその理由について相手に聞いてみるといいそうです。そうすると相手は喜んで話始めます。

「相手との相違点に着目して、その理由に興味も持って聞いてみる」

「一流は、15秒~30秒で渡す」

これは雑談のテンポに関するテクニックになります。

要は、会話のキャッチボールで、こちらがボールを握っている時間は15秒~30秒を目安にして、その時間くらいで相手にボールを投げ返してあげましょう。ということになります。

人間が興味を持って話を聞くことができる時間はだいたい30秒以内だそうです。

これくらいの時間で空いてに投げかけてあげると相手も飽きずに雑談を続けられるそうです。

「自分ばかり話さない、丁度良い時間で相手にボールを投げ返す」

「一流は、あえて隙を見せる」

これは少し才能や育った環境も影響するのかなとは思うところでが、みなさんの周りにも「いじられキャラ」みたいな人がいるかと思います。

そのような人は、程よく隙があるというか、愛嬌や、”ツッコミしろ”があると思います。

こういう”隙”をあえて作りだしてみましょう。その隙があなたへの安心感につながるそうです。

いつも「しっかりしなきゃ」と責任感を持って頑張っている方もいっぱいいると思いますが、少し気を抜いて隙のある一面、人間らしい一面(隙)を周りに見せてあげるとあなたの印象ももっと良くなるかもしれませんね。

「いつもは一生懸命だけど、たまには隙を見せてくれる人がいい」

まとめ

「雑談の一流、二流、三流」を読みました。

雑談には人間関係を円滑にし、ときに思いがけない大きな利益を運んでくれるものですね。

その大きな可能性を秘めている「雑談」に関するテクニックを本書を読んで身につけてみましょう。

非常に読みやすい本ですので、繰り返し読んで、トライアンドエラーで雑談のテクニックを磨いてみたいなと思いました。

以上

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