【書評】一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方

書評
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今日は書評記事です。

加藤俊徳さんの著書で「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」を紹介します。

著者は、コレまで1万人以上の脳を診断した脳内科医です。ご自身のこれまでのご経験を元に、どのようにしたら脳がよく働くようになるのか、を教えてくれます。

年齢によって、脳の働きも変わってきますので、それに合わせたよりベストな脳の使い方が紹介されています。

全体的にイラストも多く、わかりやすい表現で書かれているので読みやすい本でした。

脳の性格

私たちの脳の特徴はこんな感じなんです。

怠け者で、飽き性で、好きなことなら頑張れる…

なんかこどもみたいで可愛く思えます。

そして、脳には「脳番地」というものがあり、それぞれ役割が違います。

その役割の違いについてもこのようなに擬人化してくれているのでとても分かりやすいです。

脳番地のリーダーは「思考系」でそれを支える「記憶系」と「理解系」でトップ3を形成しています。

ちなみに脳番地は、以下の8つから形成されています。

  1. 思考系:脳番地の社長
  2. 記憶系:脳番地の記憶の調整役
  3. 理解系:脳番地の現場リーダ的存在
  4. 感情系:脳番地の女王
  5. 伝達系:脳番地の広報官
  6. 運動系:脳番地のエネルギーの源
  7. 視覚系:目の情報屋
  8. 聴覚系:耳の情報屋

こんな感じで擬人化しつつ、それぞれの脳番地の役割をわかりやすく解説してくれています。

頭がボーッとするときには、まず運動する

体を動かし、運動することで、脳のスイッチが入るんですね。運動系が脳を働かせるトリガーということですね。

これは皆さんも経験あるかと思います。体動かしたら、頭がスッキリして、やる気が出てきますよね。

運動と脳の働きは密接であることがわかります。

3つ以上の脳番地を動かすことで、脳はフル回転する

何かを記憶するときには、複数の脳番地を使うと良いそうです。

いろんな脳番地を使うことで、脳のネットワークが強固になり、活性化されるんですね。

脳番地のトップ3「思考系・理解系・記憶系」を巻き込みながら、複数の脳番地を働かせることが重要とのこと。

運動しながらであったり、声に出しながら、感情と結びつけたりすると脳がよく働くことになるんですね。

アウトプットを意識してインプットする

効率の良い勉強法として、アウトプットを意識しながら勉強すると良いそうです。

例えば本を読むときも「この本で言いたかったのはこういうこと」「この本の感想を伝えるとしたら、こう言おう」と意識することで思考系、理解系が働くそうです。

Twitterに本の感想を書いたり、ブログに本の内容をまとめることでインプットの質が高まりますね。

まとめ

加藤俊徳さんの著書「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」を読みました。

大人になってからの脳の上手な使い方、勉強のしかたをわかりやすく教えてくれます。

いくつになっても脳を鍛えることができる(やり方は年齢に応じて工夫が必要)と希望を持たせてくれます。

脳の取扱説明書という位置づけの本でした。

とてもわかりやすく脳について学ぶことのできる本でした。

巻末の「年代別 脳の取り扱い説明書」もわかりやすくまとまっているのでオススメです。(以下のような感じでまとめてあります)

以上

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