【書評】「もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら」

書評
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精神科医 樺沢紫苑さんの著書「もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら」の書評記事です。

いわゆる「マンガでわかる」系の「アウトプット大全」バージョンの本です。

こんな本

本書の前半部分がマンガになっています。「社畜ゾンビ」と化した主人公が「アウトプット」を通して、社畜ゾンビから脱していき、イキイキと働いていく様子を描いています。

「アウトプットってどういうこと?」
「仕事でのアウトプットはどんな感じにしたらいい?」
「アウトプットするとどんな感じになるの?」

といったことがざっくりとイメージできるマンガになっています。マンガのところは30分もかからないくらいで読むことができます。全体のイメージをつかむのに役立ちます。

後半部分は、アウトプットについて見開き2ページで解説してくれます。マンガ部分と絡めて説明してくれるので、理解が深まります。

参考になったところ

02_書く

書くことで、一旦、頭の中から取り出して、可視化することができるんですね。ブロックとして置いとくイメージです。

書くことで思考が整理されることが一番のメリットです。アタマも気分もスッキリします。

まずは、自分のアタマのなかのモヤモヤを紙に書きなぐってみましょう。それをぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱に捨てるとスッキリします。

とりあえず、書きまくってみる。

誰にでも簡単にできるアウトプットの一つです。

08_雑談する

雑談するって結構大事なんですね。

雑談の目的がない感じに耐えられない、って人もいますね。しかし、雑談することで、アタマがスッキリしたり、思いがけないアイデア浮かんできたりする、といったメリットも大きいと思います。

何気ない雑談があることで、人間関係も円滑に進むようになりますね。人間どうしの信頼関係を築くには、こういう小さいことの積み上げがとても大事です。

目的、意味がなくても良いんです。ただの気分転換でも良いんです。ふらっと雑談してみましょう。

15_目標を書く

ハーバード大学の研究によると、目標を達成できない最大の理由は「目標を忘れるから」なんだそうです。

「なんじゃそりゃ!」と思いました。

でも、目標っていつの間にか、忘れる、うやむやになるものですよね。それを防ぐには、目標を書いて、忘れないようにする(意識する)ことだと。

「じゃあ、どんな目標を書いたらいいの?」と思いますよね。本書では実現する目標の書き方として以下の「5つのルール」を紹介してくれています。

  1. 難易度を「ちょい難」に設定する
  2. 期限をつける
  3. TO DO(すべきこと)に落とし込む
  4. 客観的に評価できるようにする
  5. 小さな目標に分割する

「小さな目標に分割する」ことは大事ですね。いわゆるスモールステップにすること。

大きな目標を実現するのは難しく感じますが、その目標を小さく、小さく分割(具体化)することで「はじめの一歩」を踏み込みやすくするのが大事と思います。

30_情報発信する

今の世の中、SNSを通じて情報発信はだれでも簡単にすることができます。

最初はなかなか、ハードルが高く感じてしまいますが、情報発信することはとても楽しいものです。

オススメは、やはりtwitterですね。アカウント作成して、自分の趣味、好きなことを積極的につぶやいてみましょう。コツコツと続けることで、楽しいつながりが見つけられます。

ブログもアウトプットのひとつですね。SNSよりはハードル高いですが、自由度が高いのが魅力ですね。自分のビジネスのひとつになるかもしれません。

まとめ

精神科医 樺沢紫苑さんの著書「もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら」を読みました。

私は、「マンガでわかる」系のほうが、内容がまとまっており、重要なところに絞られているので好きですね。読みやすいです。

アウトプット(表現する)ことのメリットは、①思考が整理される、②理解が深まる(不足していることがわかる)、③新たな気づきが生まれる、ことだと思います。

アタマのなかがモヤモヤしているときは、何でもいいのでまずはアウトプットしてみましょう。アタマのなかの霧が晴れる感覚になれます。

インプットとアウトプットのバランスを大切に。

以上

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