【書評】繊細な人の仕事・人間関係がうまくいく方法

書評
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精神科医の保坂隆さんの著書「精神科医が教える 繊細な人の仕事・人間関係がうまくいく方法」を紹介したいと思います。

いわゆるHSP(Highly Sensitive Person)向けの本です。

5人に1人がHSPとも言われており、そんなHSP(繊細さん)が仕事、人間関係がうまくいく方法(=考え方や具体的な行動)について書かれている本です。

私もHSP気質があり、この気質が原因でこれまで、仕事や人間関係で悩んだり、しんどく感じることがたくさんありました。

この本を読むことで、HSP特有の悩みが軽くなったり、自分に自信が持てるようになったり、今後のキャリアの方向性が少し明るく感じることができます。

繊細な気質に合った仕事が必ずある

HSPの方は、いろんなことを感じて考えてしまうので、仕事についても「本当にこの仕事が自分にあっているのだろうか?」と思い悩むことが良くあると思います(私もそうです)。

そんな時は少し悩む方向性を変えて、「気質を生かして成功するにはどうすればいいか」と考えるようにしましょう。

自分の繊細な気質×好きなこと(得意なこと)を生かせる仕事は必ずあります。

世界一の投資家バフェット氏も繊細な気質であるらしく、彼も自身の繊細さを生かして、投資家として成功したと言われています。

繊細な人は、いろんな情報をキャッチする能力に長けているので、それを生かした仕事に就くように活動しなきゃいけませんね。

天才や偉人と同じような才能が自分のなかにも眠っている

先ほども例に挙げたように、歴史に名を遺すような天才や偉人は繊細な人が多かったと言われていますね。

Panasonicの創始者の松下幸之助氏やHONDAの創始者の本田宗一郎氏も繊細な精神を持っていたと言われているようです。また、夏目漱石も同じく繊細な人であったと伝えられています。

天才や偉人のほとんどがHSP気質をもっていたのではないかと思うくらい、天才や偉人には繊細な人が多かったことがわかります。

そのような天才や偉人までにはなれないかもしれませんが、その人たちと同じ「繊細な気質」を持っているのであれば、自分もまだまだ活躍できるのかもしれない、と少し自身を持って明るくなれます。

天才や偉人も、繊細な気質により、同じように悩んだりしていたのかもしれませんね。

繊細な人が転職で成功するために

繊細な人は、「これまでの仕事の延長線上にある仕事のほうが、スムーズに転職できるのではないでしょうか」と言われています。

繊細な人に限らず、かもしれませんが、転職するにしても、現職の延長線上、関係のある仕事のほうが経験も生かせるし、活躍もしやすいのかと思います。

これまでの仕事の延長線を、繊細な気質を生かせる方向に伸ばした先にある仕事を探すのがいいと思います。

私も自己分析をして、現職の経験と、繊細な気質が生かせる方向性で転職先を探しました。自分の気質にあったキャリアの方向性を選ぶことにしました。

繊細な気質は、変えようとせずに、生かす方向で転職先を探してみるのがいいかと思います。

ストレスの原因を書き出してみる

職場環境のつらさを解消するために、まず、自分がどういうことにストレスを感じているかをリストアップしてみる」ことが有効らしいです。

自分がストレスに感じやすいことを「見える化」するだけでも気持ち的にはだいぶラクになるようです。

また、書き出すことで、自分のストレスに感じる傾向や特徴がわかり、対策もうちやすくなりますね。

「書き出して認知すること」って、様々な悩みの解決方法として紹介されることが多いですね。自分の頭中だけで抱え込まないことで、気分もラクになるし、これまでの視点とは違う見方になるので、意外な解決方法が浮かぶのかもしれないですね。

まとめ

保坂隆さんの著書「精神科医が教える 繊細な人の仕事・人間関係がうまくいく方法」を読みました。

HSP気質の人が、仕事や人間関係の悩みをラクにしてくれるような考え方、行動を教えてくれる本でした。

繊細な気質で思い悩むことが多いですが、そんな繊細さんでも、仕事や人生に明るい希望を持たせてくれる内容の本でした。

定期的に読み返して元気をもらいたくなる良書でした。

以上

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