【書評】限りある時間の使い方

書評
スポンサーリンク

「限りある時間の使い方」を読みました。

本書のエッセンスをまとめてみたいと思います。

私の個人的な見解も含め、この本が主に言いたいことはこういうことかなと思ったことをまとめています。

参考意見のひとつとして読んでもらえれば幸いです。

人生は4000週間

人の一生はだいたい4000週なんだそうです。

この数字を見てどのように感じますか?

短いでしょうか?それとも長く感じますか?

私は、1週間ってあっという間で、早く今週も終わって週末にならないかなといつも思っています。

あまり1週間という時間を大事にしていないですね。その1週間が4000回過ぎれば人生はおしまいって、儚いように思いました。

まずは人生の有限性を実感することからはじめましょう。

いつまでも、将来のために今を犠牲にすることを繰り返していると人生はあっという間に終わりがきてしまいます。4000週間しかないのですから。

この本の根本的な考え方は、「今と向き合うことの大切さ」です。

今と向き合うことで、時間はコントロールできない、自分の有限性(限界)を認めることの必要性をいっています。

時間はコントロールできない。生産性をいくらあげてもタスクが増えてしまう

仕事においても、昔より便利なツールが増えて、時間効率が上がっているはずなのに、なぜが仕事の時間は減ってない。そう感じる方は多いと思います。

結構のところ、効率(生産性)をあげても、その隙間を埋めるのは新たなタスクになり、自由な時間は増えない。

昨今、リモートワークが一般的になったことで、どこでもいつでも仕事の会議ができるようになりました。

一見便利になったようですが、スケジュールが空いていれば簡単に会議が設定されてしまい、以前より会議が増えてしまった。なんてことは良く聞きます。

便利、効率化は、時間の足りない状況を解決するのではなく、ときにはより悪い方向になってしまうことがあることを覚えておかなければなりませんね。

生産性を上げて、時間をコントロールしようとすることは極めて困難で、まるで逃げ水を追いかけるようなものに思えます。

今、この瞬間から逃げない

目の前のすべきこと、向き合うことから逃げていませんか?

下の3つにあてはまるようなことをしていないでしょうか?

・忙しさに依存して、解決すべき課題から逃れる
・将来のためと今を犠牲にし続ける
・今しかないこの瞬間と向き合わない

忙しさに依存するは、結構やっている人が多いのではないでしょうか。

目の前のタスクを一生けん命処理するけど、本当にそれはやる必要があるものでしょうか。本当に解決すべき大事な課題を放置していないでしょうか。

課題と向き合うことを避けるために、忙しくしているだけではないでしょうか。

だれでも心当たりがありそうですね。

本当にすべきことは何であるかをきちんと考え直すことは大事です。

まとめ

「限りある時間の使い方」を読み、本書のエッセンスをまとめてみました。

本書では、現代人の時間の使い方、向き合い方に対する指摘が主な内容です。自分の時間の使い方について、はっと気づかされるようなことが書いてある本でした。

具体的な解決方法は本書を読んでもらえればと思います。

盲目的にタスクをこなすのではなく、必要なもの、本当に大事な課題を解決することが大切です。難しいですが、忙しさに依存していないか、ときには立ち止まって考える必要がありますね。

未来のために今を犠牲にすることは悪いことではないですが、もっと今を楽しむこと、向き合うことが大切です。何事もバランス大事。

気づきの多い本でした。

以上