【書評】「手放す練習」

書評
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今日は、ミニマリスト、しぶさんの著書「手放す練習」の書評記事です。

こんな人にオススメの本

  • ミニマリストのすっきりとした部屋にあこがれる
  • ものを減らすためには、どのように考えたらいいのか知りたい
  • ミニマリストになると何が得するのか知りたい

本の概要

キーワードは「余白」

余白は美しい

この本のキーワードとして「余白」があげられます。

この「余白」を生み出す、デザインすることがミニマリストの本質かと思います。

私たちが、ミニマリストにあこがれるのは、この「余白」があるからなんですね。

「余白」というものは、こころの余裕であり、高級感というものは、「余白」の上手な使い方なんですね。

身の回りの高級なもの、美しいものを想像してみてください。必ずそこに余白が上手に存在していることに気付くかと思います。

参考になった文章

私がこの本を読んで、参考になった文章を紹介します。

「どこまで減らすかの指標」について

”3つ”まで選択肢を絞る

ズバリ「選択肢を3択まで絞るだ。

大事なのは「選択肢を絞ること」た。しかし、いきなり1択は難しいと思うので、事前に用意したコーディネートを3パターン吊るしておくなど、まずは「3択まで減らす」を意識して、モノを絞るといいだろう。

「3つ」というのが絶妙で、わかりやすい指標です。

この「3」という数は、人間が無理なく理解できる、把握できる数なんだと思います。

感覚的にも、「2つ」では物足りなく感じるが、「4つ」だと多すぎる、と感じる人が多いのではないでしょうか。

ものを減らすにも、選択肢を3つ以内に絞るようにすると方向性がスッキリすると思います。応用性の高いテクニックです。

手ぶらは貴族のステータス

言葉を選ばずに言うなら、低所得の人ほど取捨選択が下手で、「いかに得するか」を基準にモノを買うからだ

モノが増え続けるのは「安物買いの銭失い」が諸悪の根源だからだ。

「買う理由が値段ならやめなさい。迷う理由が値段なら買いなさい」

「安いから」「お得だから」を理由に選んだモノは粗末にしがちだ。

これらの文章は、こころにグサグサ刺さりました。思い当たることが多いこと。

取捨選択の能力を鍛えることが、豊かな生活の第一歩かと思います。

そのために、常日頃から、身の回りのモノを取捨選択し、自分にとってより良いものだけを残していく訓練をしなければなりませんね。

モノを減らすことは「お金稼ぎの訓練」

人生は”決断”の連続

「モノを減らすと、仕事やビジネスを上手になる。お金も自然と稼げるようになる」というのが、僕の持論だ。

仕事やビジネスだけではない。人間関係や恋愛、体や思考も、世の中のすべてが「取捨選択」の積み重ねで成り立っている。

モノだけでなく、「なにをしないか」を考え、決断することは、仕事やビジネスを上手に進めるために必要なことですね。

なにかを捨てないと、頭のなかがごちゃごちゃするし、常に手いっぱいの状態では、仕事もうまく進まないし、クリエイティブなことはできませんね。

余白を生み出すことがどれだけ大切なことか。

人生は「積み重ね」でなく「積み減らし」

ミニマリストの本質は「引き算」や「モノを減らすこと」それ自体でなく、少なく絞る過程で迷いをなくし、自分にとって大事なモノを「強調」すること。

「減らすこと」「捨てること」が目的でないのと同じように「増やさないこと」「買わないこと」に固執するのもまた本末転倒だ。

この考え方を知ること自体が、とても大きな価値があると思います。芸術的な感覚です。

いろんなものを買って、試し、その上で自分に必要なものだけを残していくことが大切なんですね。

余白があるから、必要なモノがされる。余白を作るには取捨選択の訓練が必要と。

まとめ

しぶさんの「手放す練習」を読みました。

考え方はとても面白いもので、モノの片づけだけにとどまらず、仕事やお金にまでおよび、このミニマリストの考え方を知っているかどうかで人生の豊かさが大きく変わるように思いました。

ものの減らし方の指針もわかりやすく、実践的なものでした。

「思い切って捨ててみる。本当に必要なものであったら、また手元に戻ってくる」と考えてモノを手放したり、仕事、人間関係も向き合ってみたいと思います。

豊かな人生のために、取捨選択の訓練は大切です。

以上

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