Testosteroneさんの著書「ストレスゼロの生き方」と「ストレス革命」を読みました。
ストレスゼロの生き方は去年出版で、ストレス革命は今年の8月に出版されています。
この二冊はぜひともセットで読んでいただきたい本です。
私は、最初に最近発売された「ストレス革命」を読んだのですが、読み終わってすぐに「ストレスゼロの生き方」を買って読みました。
この「ストレスゼロの生き方」と「ストレス革命」の関係性は、二冊セットでより楽しめる(片方だけでも十分ためになる本ですが)構成となっています。
イメージとしては、ポケモン緑とポケモン赤のような感じです。
・・・というのは冗談で、(でもだいたいイメージは合っている??)
この二冊の本では、心が軽くなる100の習慣について解説していますが、それぞれ切り口が全く正反対で話が進みます。
二冊が一つの事象に対して、鏡のような関係性となっています。
何がいいのかというと、異なる視点から見ることで新たな気づきがある、更に二つの視点から自分にとって程よいバランスはどこなのかと考えることができる点にあると思います。
一般的にはクリティカルシンキングといわれる手法ですね。
イメージしやすいように一例を挙げます。(本書No.12より一部抜粋 )
■ ストレスゼロの生き方・・・「全力投球を、やめる」
サボる技術は超大切。「サボるのがうまい=優先順位の付け方が上手い=仕事ができる」
■ ストレス革命・・・「全力投球を、やめない」
全力投球しない人が成功することは絶対にない。ただし、がむしゃらに頑張ればいいってわけじゃない。目標を決め、最善の道を見極め、持続可能でもっとも効率的な努力をする。
このような感じで、それぞれで全く正反対の視点で解説しています。
二冊を通して、心が軽くなる100の習慣をそれぞれ対照的になる全体構成になっています。
結果的にまったく正反対の主張になることもありますが、結局は別の視点で同じことを主張しているパターンもあります。
先ほどのパターンでしたら、ストレスゼロの生き方での「優先順位の付け方がうまい」と、ストレス革命での「もっとも効率的な努力をする」は同じことを言っていますね。
全てがこのパターンではないですが、他の項目では全く別の結論になっているものもあります。
二冊を読み比べてバランスをとるように自分に取り入れるのが本書の良い使い方と思います。
まとめ
この二冊を合わせて読むと、多面的な考え方ができるため相乗効果があります。自分にとって耳障りの良いことばだけを取り入れるのではなく、その反対の視点も聞いて自分にとっての最善のバランスを取ることが大事ですね。
どちらから読んでも良いと思います。いろいろな視点、考え方は大事ですね。
それぞれの本のイメージはこのような感じです。
「ストレスゼロの生き方」・・・あなたの心に優しく寄り添う。帯にある言葉「つらいなら逃げろ。無理すんな」そんなイメージの本です。
「ストレス革命」・・・こちらも帯にある「超攻撃型ストレス駆逐本」といいたイメージでしょうか。どちらかというと現実的な解決法、世渡り上手的な生き方を主張している印象でした。
どちらかの本を読んで、心に響いた項目を、反対側の本でどのように主張しているか改めて読んでみるような使い方が良いですね。
気持ちがネガティブな方向に向かっているときは「ストレスゼロの生き方」を、気持ちがポジティブ方向に向かい出したら「ストレス革命」を中心に読むことをお勧めします。
片方を買ったら(特にストレス革命)、もう片方もすぐに読みたくなる事実上のセット本です。
Testosteroneさんの商売上手にうまくやられました!笑
以上
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