【書評】チーズはどこへ消えた?はシンプルな問いを投げ掛けてくれる良書

書評
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今日は書評記事です。

「チーズはどこへ消えた?」という本なのですが、なんとなく見たことある方は多いのではないでしょうか?

キッカケ

私も、なんとなく本屋に立ち寄ったときに、ふと目に入って、前から少し気になっていたため、なんとなくで購入してみました。

帯に「新生活に不安を感じているあなたに」と書いてあり、私生活でも、引っ越しだったり、仕事の部署移動で変化が多く、不安になることがよくありましたので、「変化」というものに対してどのように考えて向き合うべきなのかを知りたいと思い購入しました。

ストーリー

二匹のネズミと二人の小人の物語です。

この二匹と二人は毎日迷路でチーズを探すことを日課?生きるすべとしています。(そういう世界観なのです)

ある日、大きなチーズを見つけて「一生安泰だ!」と思っていましたが、ある日突然チーズが消えてなくなります。

これがタイトルの「チーズはどこへ消えた?」に繋がります。

主に小人二人のやりとりがこの本の重要な部分を占めます。

一人は、元のチーズのあった場所に留まり続け、あれこれ考えきっとチーズはまたこの場所に現れると信じます。

もう一人も、あれこれ考えますが、いろんな葛藤と不安を抱えながらも新しいチーズをさがす旅に出ます。

簡単にストーリーを書きましたが、この小人の葛藤、不安、新たな旅に出る希望、心境の変化がわかりやすく言葉にされており、心に響きます。

変化を恐れず、感じとり、それを乗り越えることの意味を教えてくれます。

物語の後は、この物語を読んだ友人らが自分たちの状況に当てはめて、各人が物語の解釈を議論します。

こんな考え方もあるのかと参考になります。

自分の場合

おそらく多くの方が、変化を恐れて動き出せない小人に自分を重ねて、葛藤を抱えながらも前に進む小人に憧れを抱くのではないでしょうか。

私も変化を恐れます。

でも、だいたいの場合、変化の前が一番不安で、いざ変化の環境に突入してみると意外とそうでもなかったという経験はよくあると思います。

私も直近の半年で、仕事の部署の移動、引っ越しなどなどありましたが、不安は最初だけで、突入してしまえば、がむしゃらに進むしかなく、振りかえってみて、大変だったけど、進んで良かったと思います。

変化ってそんなものかなと思います。

ずっと現状にとどまるのは楽だけど、それに慣れてしまうと、知らず知らずのうちに悪い芽がでるというか、少しずつ腐っていく、ような感覚になってしまいますね…。

変化は必要以上に恐れずに、変化の先にある自分を思い浮かべてワクワクして進みたいものですね。

まとめ

「チーズはどこへ消えた?」を読みました。

内容は、簡単な物語ですが、とても良くできており、私たちに変化とはなにか、変化をどう考えて、どのように向かい合い、乗り越えるべきか、を教えてくれます。

簡単に読めますのでぜひ。

変化の多い新年度になりました。

環境が変わって不安を抱えている方も多いと思います。

そんな人を勇気づける一冊です。

以上

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