配当に対する考え方について

資産運用
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12月になり、配当金が入金される時期になりましたね。

あくまで個人的な見解ですが、配当について思うところを書きたいと思います。

■ 配当を貰うと素直に嬉しい

配当金が入金されるのはやっぱり嬉しいですね。日本株の多くは6月と12月に配当の支払いをするものが多いですし、この6月、12月は企業のボーナス支払いとも重なりますから、会社員の兼業投資家の方々は配当とボーナスのダブルで嬉しいですね(私もですが)。

配当は非合理的とか言われますが、貰うとやっぱり嬉しいものです。額の多い、少ないに依らず。

■ (個人的に)高配当銘柄との相性が良くない

私の個人的な「合う、合わない」の話ですが、高配当銘柄の投資成績はあまりよくないですね。

単純に買うタイミングが悪いのだと思うのですが、なかなか高配当株投資とは相性が悪いです。

元々高配当株は値上がり益を狙うものではないので当然かもしれませんが。

なんとなくですが、高配当株投資はリスクとリターンが割に合わない印象が強いですね。年間の配当金以上に株価が一瞬で値下がりすることはよくあることだと思います。

日々の値動きを気にし過ぎることは良くないことですが、一日に1~2%値動きがあれば、半年の配当金と同じくらいの損益が発生しますから、高配当株投資ほど細かい値動きを気にしがちですね。

「今日の値下がり幅は年間配当分くらい食らってしまったな・・・」と思ってしまう経験はよくあることではないでしょうか。

■ ファイナンス的には配当は非合理的である

配当は課税されますし、利益を配当として株主に還元するよりかは、企業の事業投資に回した方が資本の効率的利用という面では有利ですね。

この辺りはファイナンスと勉強すると理解が深まりますね。

結局、株価は企業価値を表してますから、その企業から配当金が支払われたのなら、その分の企業価値が減り、即ち株価が下落することに繋がりますね。

つまり、左手から右手にお金を配当金として移しただけにすぎないのが実態ですね。(しかもその移動のときに課税されるから実質マイナスの移動ですね)

■ 配当は投資のモチベーションになり得る

なんだかんだで配当や株主優待を貰うと株式投資をしていて良かったという気分にさせてくれますね。これが最大のメリットのように思います。

配当金を積み上げていく感覚はなんとも充実感がありますね。

配当を出さないことや、配当の再投資が効率が良いのは理解します。だた効率ばかりを追い求めると人生がどんどん貧しくなっていく(無機質なものになっていく)感覚になりますね。

貰った配当金は自分のために使ってしまうのも良いアイデアと思います。浪費も必要です。

効率が全てではないです。豊かな人生は非効率的なところにありますね。

■ まとめ

私の配当に対する考えを端的に言うと、「配当目的で投資すると(リスクの割に)リターンを見込めない。ただし、配当は投資のモチベーションになり得る。」といった結論になります。

要はバランスですね。配当ばかりにならないように、でも成長ばかりを求めるのも危ういですね。

投資におけるバランス感覚は大切です。どのようにバランスを取るかはその人次第ですね。

以上

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