少し最近思うところがありまして、現在保有しているS&P500のETF(1557)を売って、個別に投入しようかなと検討しています。
売った後の資金は、日本の個別銘柄の購入に充てようかと考えています。
まだ全然検討の段階ですので、すぐに実施しようというわけではありません。ただ、なんとなくそういうのもいいかもしれないなと考えているところです。
とりあえず、ブログに書いて頭の中を整理したいなと思い書いています。
現在、私が感じているETF(1557)のメリットーデメリットを書いてみたいと思います。
■ メリット
〇 指数通りのリターンを享受できる
ETFですので、指数通りのリターンを手に入れることができます。
1557の場合、S&P500が上昇したときには、そのリターンの全てを享受することができます。
指数のリターンに置いてきぼりにされることがなくなります。
昨年も多くのリターンをもたらしてくれました。
〇 買いのタイミングが分かりやすい
指数が大きく調整したタイミングで買いを入れれば報われることが多いので、非常に分かりやすいです。
損切りや利確のタイミングに悩まされることがありません。
■ デメリット
〇 指数通りのリターンしか得ることができない
指数通りのリターンが得られるということは、逆に言うと指数通りのリターンしか得られないということになります。
指数、S&P500のリターンは、だいたい年率5~10%に収まりますね。このリターンが十分と考えるか、不十分と考えるかは人それぞれだと思います。
仮に年率7%で推移したとすると、資産が2倍になるには10年と少しかかる計算です(72の法則)。
定期預金に比べると圧倒的に良い数字ですが、当然ながらリスクも伴います。
昨年のコロナショックの時は、直近の高値の37,800円から最安は、24,000円まで急落しました。
率にすると、36%の下落でした。リスクとしては4割くらいの下落幅は覚悟する必要がありそうです。
〇 投資の醍醐味を感じ取りにくい
株式投資の醍醐味は、成長が期待できる企業、応援したい会社の株を買い、その予想通りに会社の成長と株価の成長が実感できたとき、と考えます。
ETFの投資はこれがないことが面白味を欠くと感じてしまいます(S&P500への投資ですので、アメリカの成長に期待していることになりますが・・・)。
〇 指数が右肩上がりであることが前提の投資
長期的に指数が右肩上がりであることが前提となる投資ですね。
この前提が崩れると長期投資も全てが台無しになってしまう可能性もあります。
投資に「絶対」はないわけで、運用期間が悪いと10年経ってもリターンがほとんどない、もしくはマイナスになる可能性も十分にあるわけですね。
S&P500においても、歴史的には年率7%はありますが、今後10年はどうなるかは分かりませんね。今は若干の割高感はありますので、今後のリターンが低迷する可能性も指摘されていますね。
■ まとめ
ETFへの投資は分かりやすくて好きなんですが、投資の醍醐味が感じられないことが不満点でした。
また、投資に「絶対」はないのに、長期的な右肩上がりが絶対となっているところが疑問としてあります。
「指数にETFを通して投資してしておけばオッケー」みたいな主張がどうしても信じきれないんですね・・・。
個別銘柄の場合は、会社の成長を信じて投資し、その前提が崩れたら、あるいは損切り基準に達したら売る、という部分は理解できるのできます。
少しこの辺りを自分の中でどう捉えるか考えて今後の方針を決めたいと思います。
以上
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