2021年のNISAの使い方について考える

資産運用
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2021年の株式市場が始まってから一週間ほど経とうかとしております。

年初の株式取引で考えることといえば、今年のNISA枠の使い方ではないでしょうか。

私は今年も一般NISAを利用するつもりですが、まだ今年のNISA枠での取引はしておりませんので、つみたてNISAへの切り替えもまだ可能な状態です。

一般NISAの方が楽しみがありますので、今年も一般NISAを使うことになると思います。

他の投資家の方々も同じかと思いますが、一般NISAで買う銘柄は頭を悩ませますね。

というのも、一般NISAでは損切りがしにくいので、値上がり期待のリスク高めの銘柄をNISA枠で買うのは少し勇気が要ります。

一般NISA枠の使い方の方針について整理したいと思います。

高配当株を購入し、その配当金を非課税にする

一般NISAの使い方としては、一番ベーシックなものではないでしょうか。

高配当株をNISA枠で購入し、配当金に課される税品を非課税にしようという戦略です。

NISAは売買益だけでなく、配当金に対する税金も非課税ですので、NISA枠を高配当株に充てる方も多いと思います。

一番シンプルでNISAの恩恵を受けやすいです。

注意点としては、高配当株は値上がり益はあまり期待できないものが多く、逆に値下がりしていくものも多いことです。

JTが分かりやすい例かと思います。高配当ですが、直近数年は、株価は値下がりしてしまいました。

銘柄が悪いと配当金以上の株価値下がりもありえますね。

5年間分の配当金を非課税にしながらのんびりと保有し、さらに優待株であれば優待を楽しみに長期的にホールドするのもいいですね。

メリット・・・配当金を非課税にできる=安定的に非課税メリットを受けられる。

デメリット・・・高配当株なので値下がりの可能性がやや大きい。

投資信託やETFで値上がり益を狙う

インデックスファンド、アクティブファンド含む投資信託やETFを比較的長期保有して、その間の値上がり益を非課税にしようという戦略です。

この方法であれば個別銘柄よりは分散効果によりリスクを抑えながら値上がり益を狙うことができます。

ひふみ投信のようなアクティブファンドでしたら、投資先の企業の入れ替えもファンドがやってくれる点もメリットかと思います。

個人でNISA枠の投資先銘柄を変えようと思うと、NISAの枠を消費してしまうので、銘柄の入れ替えはかなり難しいことになりますね。

デメリットとしては、非課税期間の5年間は、値上がり益を狙う場合短い可能性があります。

5年間では、市場環境次第では利益がほとんどない、或いはマイナスになっている可能性も考えなければなりません。

場合によっていは、非課税の5年間の間で適正なタイミングで利益確定(または損切り)をする必要性があります。

メリット・・・分散投資によるリスク低下を期待できる。銘柄入れ替えはファンド内でおこなわれるためNISA枠を消費せずに済む。

デメリット・・・5年間では利益が出ない可能性もある。適正なタイミングでの利確が必要になることもある。

個別銘柄で値上がり益を狙う

最もリターンを狙えますが、値下がりしたときの撤退の判断が難しいところが大きなマイナスポイントになります。

去年はたまたまNISA枠で買った個別株が2倍以上まで値上がりしたのでそのタイミングで利確しました。

高配当株ではなかなか2倍までは値上がりしないですね。非課税期間の5年間での配当金を入れたとしても20%くらいの期待リターンではないでしょうか。

一方、値上がり期待の個別株では大きなリターンを狙えますね。

ただし、値下がりしたときの損切りが非常に難しいですね。損切りしてしまえば、購入時に使用したNISA枠はなくなってしまうのでもったいないですね。

これにより判断が遅れて、塩漬け状態になるパターンも多いかと思います。

これは、高配当株も同じですが・・・。

メリット・・・2倍、3倍の大きなリターンを狙うことができる。

デメリット・・・損切りのタイミングが難しい(NISA枠は復活しないため)。

まとめ

NISA枠の使い方は非常に悩ましいですね・・・。

大きなリターンを狙うなら、値上がり期待の個別株がいいですが、損切りは難しい判断を必要としますね。

でもやはり、値上がり期待の個別株をNISA枠で買うのが非課税枠を一番うまく活用できる方法だと考えますので、この方法メインでNISAを活用したいと思います。

場合によっては、120万円のNISA枠を40万円ずつで今回の3パターンに分けて利用するかもしれません。

無難に行くなら高配当株、攻めるなら値上がり期待の個別株といった使い方ですね。

以上

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