今日の記事は書評記事です。
エナフンこと奥山月仁さんの著書で「割安成長株で勝つエナフン流バイ&ホールド」をご紹介したいと思います。
本書のタイトルの雰囲気からもなんとなくわかるかと思いますが、エナフンさんはピーター・リンチ流の投資家として知られています。
本書でもピーター・リンチ流の成長株投資を日本株にフィットするようエナフンさん流をアレンジした成長株投資法を教えてくれます。
キッカケ
本書を読んでみたいと思ったきっかけは、ネットで見かけ気になっていたこと、近所の本屋さんで立ち読みしたところ、内容が面白そうだなと感じたためです。
また、最近の私のポートフォリオは、米国株や、指標的にはやや割高な成長株が増えて来たこともあり、割安成長株を多めに取り入れたい(ポートフォリオにバリュー系の株を増やしたい)と考えていたこともあります。
予想に幅を持たせる
- 3〜5年で2〜3倍以上とざっくりとした目標で長期投資する
数年先を想像して投資し、それでいて株価数倍以上を目標にするのは、とても現実的なイメージが持てますね。
10倍株は探し当てられなくても、2倍株ならなんとかなりそうな感じがします。
また、長期投資として、3〜5年というのもちょうどいい感じがします(感覚的で申し訳ないです)。
この数年〜で2倍以上というのが、私のNISAでの銘柄を選ぶイメージと一致しています。目先の株価上昇ではなく、少し目線を上げて数年先まで視野に入れる感じが成功の秘訣のような気がします。
平均回帰を利用する
- EPSと株価の変化を追うことでバリュー(上昇余地)を見つけることができる
EPSはとても大切ですね。
割安株とはいえ、EPSが毎年伸びているかチェックすることは欠かせないことだと思います。
エナフンさん流では、EPSと株価の推移をチェックし、EPSが伸びているのに株価が横ばい、または下落傾向、株価上昇がEPS上昇に追いついていない、そんな銘柄にチャンスがあると言われています。
EPSの伸びは必ずチェックしたいところですね。
理想的な企業を探し続ける
- 割安な株もいつかきっと適正価格まで上昇する前提で投資する。
- しかし、全ての銘柄が適正価格に上昇すると考えない。将来の成長が期待できる銘柄に絞る必要がある。
ただ割安なだけの株は、いわゆるバリュートラップに引っかかってしましますね。
〇〇ショックで相場全体が大きく下落したときは、割安な銘柄は多く出現しますが、割安なだけでは苦しくて、やはり何かしらの成長性を持った銘柄を拾いたいものです。
難しいところはあると思いますが、株式市場は割安性より成長性を高く評価するところです。
バリュー投資といえども、その企業の成長性はしっかりと見極めて投資したいですね。
まとめ
エナフンさんの新書「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」を読みました。
最近の私の銘柄選定方法に割安性の視点が不足していると感じていたことから、本書を読んで自分の視点をリフレッシュする目的で読みました。
割安性を加味した成長株の選定方法、EPSが伸びている前提で株価のアップダウンの歪みを利用する考え方はぜひとも取り入れたいと思いました。
また、自分のポートフォリオについても、銘柄数をもう少し絞り込んだ方が良さそうかなと感じました。
王道的な割安成長株投資法といった内容です。
以上
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