2020年も終わりが近づいてきましたね。先日、企業型DCの一年の成績の記事を作りましたが、今回はセゾン投信の「資産形成の達人ファンド」の一年の成績をまとめたいと思います。
今回は比較対象として、全米株式インデックスファンドファンドの「楽天VTI」、外国株式インデックスファンドの「eMAXIS slim 先進国株式インデックスファンド」の2つのインデックスファンドを選びます。
■3ファンドの直近一年のチャート
早速ですが、この3つのファンドの直近一年のチャートを比べてみたいと思います。yahoo!ファイナンスから引用しました。
青色:セゾン資産形成の達人ファンド
ピンク:楽天VTI
緑:eMAXIS slim 先進国株式インデックスファンド
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セゾン資産形成の達人ファンドの直近一年の成績は、楽天VTIとほぼ変わらない結果となりました。わずかに資産形成の達人ファンドが楽天VTIを上回っているようです。
■ 各ファンドのリスク-リターン比較
次に3つのファンドの一年のリターンとリスクを数値で比較したいと思います。
リターン(1年) | リスク(1年) | シャープレシオ | |
セゾン資産形成の達人F | +12.87% | 24.28 | 0.53 |
楽天VTI | +12.64% | 25.88 | 0.49 |
eMAXIS slim 先進株式インデックスF | +9.15% | 26.18 | 0.35 |
リターンは資産形成の達人ファンドが一番優秀で、リスク(=値動き)についても資産形成の達人ファンドが一番小さく優秀でした。
シャープレシオ(=リターン/リスク:どれだけ効率的な運用ができていたか)も資産形成の達人ファンドが一番優れている結果となりました。
アクティブファンドは手数料が高く、敬遠されがちですが、セゾン資産形成の達人ファンドはアクティブファンドとしてインデックスファンドを上回る成績をきっちりと出していることがわかります。
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モーニングスターのレーティングも3つのファンドの中では資産形成の達人ファンドが一番高評価です(五つ星)。
■ まとめ
セゾン資産形成の達人ファンドの一年のリターンを確認しました。直近一年のリターンは12.87%でした。楽天VTIにも先進国株式ファンドよりも優れた成績を残していました。
ただ単にリターンが高いだけではなく、他のインデックスファンドと比較してもリスク(=値動き)も少ない点も注目すべきポイントかと思います。
リスクを抑えながらもリターンは大きく取れる、資産形成の達人ファンドは非常に優秀なファンドであることが分かります。
アクティブファンドの7割はインデックスファンドに勝てないと言われますが、資産形成の達人ファンドはインデックスファンドに勝てる(しかも長期で)数少ない優秀なアクティブファンドと言えそうです。
是非とも皆さんのお気に入りファンドに加えていただきたいオススメファンドです。
以上
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