株式投資初心者の方によくすすめられることの多い、高配当株、優待株ですが、これらの銘柄の持つリスクについて考えたいと思います。
私の保有している、高配当優待株のオリックスで検証します。
NISA保有のオリックスは儲かったか
私はオリックスをNISA口座で持っています。高配当株ですので、NISA保有している方も多いのではないでしょうか。
購入したのが2017年で、購入金額は1800円ほどでした。
2020年6月現在でオリックスの株価が約1500円ですので、
(1800円×100株)ー(1500円×100株)=-30000円
含み損益は、おおよそマイナス30000円でした。
一方、この間に得た配当金は、
2017年6月:2925円
2017年12月:2700円
2018年6月:3900円
2018年12月:3000円
2019年6月:4600円
2019年12月:3500円
配当金合計・・・20625円
NISA口座で非課税なので、2017年以降で貰った配当は合計で20625円となりました。
ここまでの、オリックスの株価と配当の合計のリターンは、
20625円(配当金)ー30000円(含み損益)=マイナス9375円
配当を入れてもオリックスのリターンはマイナスだったことが分かります。
これに、株主優待を加算すると、オリックスの場合カタログギフト5000円相当ですので、2017年以降に貰った株主優待の合計金額は、
2017年:5000円相当
2018年:5000円相当
2019年:10000円相当 ※3年以上の長期優待、2016年は特定口座保有
合計で20000円相当のカタログギフトを貰っています。(株主優待カードでレンタカーや、オリックス保有のホテルが割引されますが、こちらは未使用でしたので今回はカウントしておりません)
優待を加味した合計リターンは、4年くらいの保有でカタログギフト10000円分くらいの得。ということになります。
このリターンはどう感じるでしょうか?
私は、正直割に合わないように思います。
コロナショックもありましたが、4年くらいの保有で、配当を含めても含み損で、優待分がなんとか得しているような状態ですので、報われているとは言えないですね。
いまだに含み損ですので、買うタイミングは慎重に見極める必要があったと言えます。
これくらいのリスク/リターンであれば、優待品目的として考えるなら、ふるさと納税のほうがましかもしれません。あちらはほぼノーリスクですので。
結論
私のオリックス保有の経験から、高配当優待株の注意点についてまとめます。
買いタイミングが良ければ儲かったかもしれませんが、私には合わなかったですね。
高配当優待株は魅力的ですが、リスクがあることは頭の片隅に入れていただければと思います。
○ NISAで約4年保有したオリックスは報われなかった(リスクに見合わない)
○ 高配当優待株であるからといって簡単に買ってはいけない。
○ 優待よりふるさと納税のほうががノーリスク
以上
コメント