【書評】「マンガーの投資術」を読んだ感想

書評

今日の記事も書評を書きます。

本日は「マンガーの投資術」です。

マンガーとは、チャーリー・マンガー氏のことで、バフェットの右腕として知られています。

本書はマンガー氏の言葉を解説する本となります。

正直、今日知られているバフェットの投資術のほとんどは「マンガーの投資術」なんじゃないかと思わせてくれるくらいの内容となっています。

そういう意味で、本書の内容を理解し実践できれば、○○バフェットと名乗ってもいいのではないかと・・・。冗談ですが。

さて、本書のポイントを箇条書きで以下、簡単にまとめます。一番最初の項目のみ引用で、あとは自分の言葉で書き直しています。

・”そこそこの会社を割安な価格で買おうとするのではなく、素晴らしい会社を適正な価格で買いなさい”

・8~10年の期間で暴落の局面がくることが多い。この時にいかに買えるか。

・一定の比率で現金で保有することは大切。暴落時に買うため。

・多くの会社は適正な価格よりも高い値付けがされている。

マンガー氏は1929年の世界恐慌から、オイルショック、2000年のITバブル崩壊、リーマンショックなどの暴落局面を幾度も経験しており、その経験から学ぶことは多いです。

本書の中では、一定の現金を保有することの大切さが繰り返し述べられています。

それは、暴落時に株を買うための現金であり、暴落を忍耐強く待ち、その局面で株を買えるようにするためです。

今年3月のコロナショックがありましたが、この局面で買い増しができた投資家はどれほどいたでしょうか。

私も、持ち株が下落していくのを呆然と見ているだけで、売ることも買うこともほとんどできませんでした。(1557だけは少しずつですが買うことができました)

歴史的にも8~10年くらいのスパンで暴落の局面が訪れるから、忍耐強く、一定額を現金として持ち続けて暴落を待ちましょう、ということですね。改めて自分の現金比率を見直したいと思います。

そこそこの会社を割安な価格で買おうとするのではなく、素晴らしい会社を適正な価格で買いなさい」は結構有名な言葉ですね。本書でもよく出てきますが、合わせて、ほとんどの株価は高すぎるとも言われています。

つまり、素晴らしい会社を適正な価格で買いなさいと言っていますが、通常はだいたい株価は高く値付けされ過ぎているから、調整局面で適正な価格になったときに買いなさい、と言っているように思います。

そのために現金はいくらか持っておきなさい、と。

本書の最後に投資評論家の山崎元氏のあとがきがあるのですが、山崎氏から見るマンガーの投資術に対するコメントが面白かったです。

山崎氏はインデックス投資を推奨されていますが、マンガーの投資術はいわゆるアクティブ投資です。

特に分散投資か集中投資かに対する見解は、山崎氏は、やはり銘柄は分散させるべきと主張しています。理由は、有望な10種よりも有望な100種に分散投資するほうが期待リターンは変わらないがリスクは小さくできるため。

これは確かに鋭い主張かと思います。私もある程度は自分が有望と思う銘柄には集中投資していますが、期待リターンとリスクのバランスを考えるとある程度の分散は必要かと考えさせられました。

ただ、結果を残している投資家は集中投資を勧めている方がほとんど、という事実もあります。生存バイアスがあるとは思いますが、集中投資か分散投資かはもう少し考える必要がありますね。

まとめ

本書はマンガー氏の言葉の解説です。その長い投資歴から学ぶことは非常に多いです。

本書の読み方は、最初にマンガー氏の言葉が記述されているので、それを読んで興味がありそうなもの、大事だと思うものをその解説をじっくり読む(そうでなければ流し読みする)というように読み進めることをおすすめします。

(翻訳特融の言い回しがあるので、若干読みづらい)

必要に応じてまた読み直す、といった辞書のように手元に置いておきたい本です。

以上

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