【書評】「超決断力」は決断のためのスキルを教えてくれる

書評
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今日は書評記事です。

DaiGoさんの著書で「超決断力」です。

書店にふらりと立ち寄って、ぶらぶらしているときにふと目につきました。

帯に書いてある言葉を見て、これはと思って買いました。

帯にはこう書いてありました。

「転職、投資、家を買うか、献立、コーディネート、結婚・・・決断力を徹底的に高め、あらゆるパフォーマンスを劇的に上げる!」

これは気になる!と思い、購入に至りました。

決断が必要な場面を4つに分類する

本書では、決断が必要な場面を4つに分けて考えます。

  1. 単純・・・やるべきことがわかっているけど決断できない
    • 例)ダイエット
  2. 面倒・・・どの選択肢が一番いいかを決断できない
    • 例)引っ越し、転職
  3. 複雑・・・予測できないことだから決断できない
    • 例)投資、結婚
  4. 混沌・・・答えがないから決断できない
    • 例)人生観

4番に向かうにつれて、より決断すべき問題が複雑に難しいものであり、決断の難易度が高くなります。

本書では、それぞれの決断のケースにおいてどのような、方法、プロセスに基づいて決断をすべきか、科学的なアプローチを示してくれます。

まずは自分の価値観を確かめる

決断のための様々なテクニックを教えてくれますが、そのベースとなるものは自身の「価値観」です。

この価値観を頼りに判断をすることになります。

価値観・・・?

何とも掴みどころがないというか、自分の価値観って何だろう?と考える方がほとんどかと思います。

本書では、その価値観を見つけるための「自分の情熱を知るための10の質問」が紹介されています。

スタンフォード大学のエドワード・ケログ・ストロング・ジュニア名誉教授がまとめた質問のようです。

ぜひ参考に、自分の価値観を見つけてください。

決断のための便利ツール「VARI」スキル

4つの単語の頭文字を取って「VARI」スキルと名付けられています。

こちらは、メリーランド大学のニコル・クーンバ博士が考案されたスキルです。

  • Values(価値)・・・自分の価値観をリストアップする
  • Automation(自動化)・・・自動化できるか考える
  • Rational Decision Making(理性的な決断)・・・決断可能な選択肢をリスト化する
  • Intuition(直感)・・・感情に沿って考えてみる

このVARIスキルが決断のためのベースとなるスキルです。

イメージを理解するのが大切だと思います。

この一連の流れが大切です。

先ほどの、決断が必要なケース、それぞれについてこのスキルを使うのですが、少し場合分けをします。

「単純」・・・VとAを使う。自動化することが何よりも大切です。

例えば、筋トレをするかどうかの決断ケースでは、何時になったらスクワットを〇回やる。といった感じに考えなくても良いようにパターン化、決断の自動化をしたら良いです。

「面倒」なケースでは、ベースとなるVARIスキルに少し工夫を加えます。

「面倒」な決断には「デフォルト設定」を合わせる

面倒なケースの決断の難しさは選択肢がたくさんありすぎで迷うことにあります。

その選択肢を「デフォルト設定」で削り、選択の決断をしやすくする必要があります。

VARIスキルの「自動化」を助けるものが「デフォルト設定」となります。

「デフォルト設定」は自分の価値観を基に決めます。

簡単にいうと、「デフォルト設定」は「これだけは譲れない、大切なポイント」といったイメージです。

本書にもありますが、テレビを選ぶケースで考えると、これだけは譲れない「デフォルト設定」をサイズが50型、その中で最も安いもの選ぶ、というものを「デフォルト設定」とすると決断の難易度が下がります。

そんなイメージです。

「複雑」なケースでは、「リストアップ」+「トライアンドエラー」+「直感」

次は「複雑」なケースです。

この場合は、まずは選択肢をリストアップします。

次にこの選択肢をトライアンドエラーで試しながら、答えに近そうな選択肢を3つ程度に絞り込みます。

そして最後は「直感」でひとつを決める!

直感!?と思いますね。

「十分に経験を積み、知識を蓄えたことについては直感に頼ることで良い決断ができる」とのことです。

「複雑」なケースでは、VARIスキルの「R」と「I」が大切です。

  • Rational Decision Making(理性的な決断)・・・決断可能な選択肢をリスト化する
  • Intuition(直感)・・・感情に沿って考えてみる

まとめ

  1. 決断を必要とするケースを4つに分類する
    • 「単純」「面倒」「複雑」「混沌」
  2. 「単純」には自動化
  3. 「面倒」には「価値観」、「デフォルト設定」で選択肢を絞る
  4. 「複雑」にはリスト化し、トライアンドエラーで3つに絞る、最後に直感!

ここで紹介したベースのテクニック以外にも、細かい、即効性のあるテクニックも多数紹介してくれています。

決断はすごくエネルギーを使う行為ですが、本書のテクニックを使って、より楽に、より正確な決断ができるようになりたいですね。

以上

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