会社四季報の2020年の秋号が発売されましたね。
早速、購入いたしまして、内容チェックし、注目銘柄のピックアップ作業を行いました。
今回もいつも通り、はっしゃんさんの考案された方法でスクリーニング実施しています。
下記、はっしゃんさんの記事をご参照ください。
四季報ページ上部のチャート確認→良さそうな右肩上がりチャート、またはブレイクアウトしたチャート→その会社の記事を読んでチャートに表れた好調の要因を確認する、といった流れでスクリーニングしています。
個人的な好みや経験を含んでスクリーニングしていますので、本当に個人的な注目銘柄となります。数値で厳密に定量化した基準はありません・・・悪しからず。
早速、今回のピックアップ銘柄を紹介します。今回は35社でした。
証券コード、会社名、四季報記事内から好調のポイントを抜粋、の並びです。
色がついているものは前号でもピックアップした銘柄です。
1407 ウエストホールディングス 採算よいメガソーラ再生事業拡大
1973 NECネッツエスアイ システム構築やクラウド提供 5G需要拡大に備え
2153 E・Jホールディングス 人件費増をICT活用の効率化で補う
2335 キューブシステム 金融や通信向けが堅調 業務プロセス大幅に見直す
2352 エイジア ベビー服ECが順調 サイト管理システムのコネクティ社買収
2790 ナフコ 衣料などPB比率増で粗利益率向上 ネットと店舗の融合で利便性向上
3020 アプライド リモート需要で前半好伸 法人向け7拠点体制に
3064 MonotaRO システム投資効き拡販 顧客データ活用し商品推薦狙う
3333 あさひ 感染症対策で自転車追い風 効率的な人員配置で人件費抑制
3371 ソフトクリエイトホールディングス テレワーク下で新営業ソリューションを本格販売
3374 内外テック 主力の半導体装置関連販売はテレワーク需要が旺盛
3375 ZOA ゲーム関連好調 バイク用品は低調
3542 ベガコーポレーション 商品構成見直し粗利率改善 広告はSNSやインフルエンサ活用
3558 ロコンド コラボ企画商品積極投下 D to Cブランドは新たなユーチューバーとコラボ
3562 No.1 テレワーク需要高まりUTM機器増加 モバイルWi-Fiが大幅増
3663 アートスパークホールディングス イラスト制作ソフトは想定超の好調
3796 ULSグループ DXの認識広まり営業活動に追い風 金融ベンチャーの買収提携に積極的
4825 ウェザーニューズ 顧客の商品売上高を天候など3指標から分析評価するサービス開始
4828 ビジネスエンジニアリング 顧客のIT投資意欲衰えず 新規商材開発に注力
6036 KeePer技研 コロナ禍で洗車需要が刺激 新車市場への展開本格化
6199 セラク SI運用業務は需要高原維持 青果卸と提携した流通プラットフォーム開始予定
6750 エレコム テレワーク需要 好採算のPC関係が想定超
6855 日本電子材料 メモリ向けの採算よい追加注文品集中的需要が寄与
7564 ワークマン PB比率伸び粗利率上昇 キャンプや登山需要増見込む
7590 タカショー EC伸長で粗利率改善 VR活用しショールーム疑似体験サービス開始
7636 ハンズマン DIYや園芸用品堅調 DIY用品の拡充推進
7702 JMS 薬剤調整・投与クローズドシステム伸長 原価率、販管費圧縮効く
7921 TAKARA & COMPANY 通訳・翻訳会社買収で売上上乗せ 翻訳事業で相乗効果がカギ
7974 任天堂 巣ごもり消費追い風 年末商戦「ポケモン」「ピクミン」
8005 スクロール 生協向け通販が想定超 家なか商品群を強化
8096 兼松エレクトロニクス 国内IT企業の投資意欲高い
9057 遠州トラック アマゾン向け輸送量拡大で好調 大型貨物確保狙う
9697 カプコン 旧作も好採算のデジタル販売が想定超 年末商戦「バイオハザード」
9842 アークランドサカモト DIY、園芸、感染予防用品が大幅増 LIXILビバ買収完了予定
9843 ニトリホールディングス 在宅ワーク用家具や収納雑貨の伸び想定超
今回は自分が保有している銘柄もほぼピックアップ銘柄の対象となっており安心しました。笑
(自分の持っている銘柄はやや甘めに見ています・・・)
今回のピックアップのポイントとしては、比較的事業内容を理解しやすい小売り系の銘柄を多く取り上げています。自分の理解しやすい会社をピックアップすることを心掛けました。有望かもしれないけど自分が事業内容をうまく理解できなさそうなものは除外しています。
割安性もある程度考慮しており、PERも40倍以下のもの、ほとんどは20倍以下の銘柄です。比較的割安なものは株価の変動が割と小さく、株価上昇もゆっくりと上がることが多いと感じているため、銘柄の扱いやすさがあります。頻繁に売買しなくても良さそうなものです。
PERに応じて基準を少し調整しています。(高めのは厳しく)
前号のピックアップ記事は下記です。
まとめ
今回の四季報を読んで思ったことは、コロナの影響は依然強いがそれを追い風に業績を伸ばす会社はたくさんありました。また、PC需要の高まり、5Gへの対応により恩恵を受けている会社(PC販売や半導体製造関係)の好調さも目立っていました。
この辺をキーポイントにした会社をうまくポートフォリオに取り入れたいですね。ご参考に。
(※言わずもがな、投資は自己責任でお願いいたします。)
毎号四季報を通読すると、そのときの世の中の流行り、社会情勢が見えて面白いですね。勉強になります。
以上
はっしゃん式には紙の本がおすすめ
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