毎年3月は、株主優待の権利確定月になっている銘柄が多いですね。
株主優待を楽しみに投資をされている方にはちょっとしたお祭り気分ですね。
株主優待の賛否についてはいろいろな議論があるかとは思います。
とはいえ、株主優待が多くの個人投資家の投資のきっかけのひつとであったり、投資の楽しみであったりと、メリットもあることは確かです。
個人的には、(非効率と分かっていながらも)株主優待は好きです。
株主であることを強く実感できたり、株主優待をきっかけに、その会社のサービスなどを知ることができたり、といったところが株主優待の好きなところですね。
さて、今日は私が今現在、獲得を予定している3月権利確定銘柄を紹介したいと思います。
そのあとに、株主優待の注意点についても記載しました。ご参考までに。
■ 3月権利確定銘柄の取得予定一覧
コード | 銘柄名 | PER | PBR | 優待内容 |
2790 | ナフコ | 5.18 | 0.41 | UCギフトカード 100株:1000円相当 500株:3000円相当 1000株:5000円相当 |
4828 | ビジネスエンジニアリング | 14.65 | 3.31 | 500円相当のクオカード (100株) |
8214 | AOKIホールディングス | – | 0.44 | 自社グループ買物優待券(20%割引) 100株:5枚,1000株:10枚 など |
8591 | オリックス | 11.9 | 0.77 | カタログギフト 5000円相当(100株) (3年以上の継続保有で10000円相当にアップ) |
9433 | KDDI | 12.4 | 1.72 | カタログギフト 100株:3000円相当 (5年以上の継続保有で5000円相当にアップ) 1000株:5000円相当 (5年以上の継続保有で10000円相当にアップ) |
9728 | 日本管財 | 17.6 | 1.53 | カタログギフト 2000円相当 (3年以上の継続保有で3000円相当にアップ) |
実際は、獲得予定というよりも、現在保有している銘柄の中で3月権利確定銘柄をピックアップした形式となります。
去年と比較すると、AOKIホールディングスが入って、ヤマダ電機が抜けたような感じですね。
ヤマダ電機は優待がダウングレードし、長期保有でのグレードアップもなくなったので、それが発表されたタイミングで売却しました。
3月権利確定銘柄で保有している銘柄は、結構有名なものが多いですね。どれも株主優待が豪華で、多くの個人投資家が保有しているものと思います。
■ 株主優待の注意点
株主優待における注意点を書きたいと思います。
いずれも、私の株主優待銘柄の投資経験から実感しているものです。
・権利確定日をお忘れなく
株主優待にはこの日に保有していれば権利獲得ができる「権利確定日」がありますね。
この銘柄が欲しいなー、と思って買わずに放置していると、うっかりこの「権利確定日」を過ぎていることがありますので、ある程度は余裕を持って、前もって株を買っておくことをオススメします。
ちなみに今年の3月は、3月29日(月)です。この日まで保有している必要がります。(30日に売ってもOK)
以下、楽天証券のホームページから引用しています。この図が分かりやすいです。

・人気銘柄ほど「権利落ち」しやすい
さきほどの「権利確定日」を過ぎると、用済みと考えられて株が売れられて株価が下がることがよくあります。
「権利落ち」と呼ばれるものですね。
特に人気のある株主優待銘柄では「権利落ち」での株価下落も大きいことが多いと感じます。
個人的には、株主優待を獲得するために短期的に保有することはおすすめしません。短期的な保有ですと、この権利落ちがあるので、結果的に損することも結構あるからです。
長期的に保有して、株主優待を定期的に貰うスタイルが良いかと思います。
私の保有している、オリックスや日本管財も4年以上継続保有している銘柄です。その他も1年以上保有している銘柄も多いです。
・株主優待だけを見て投資しない
株主優待のカタログギフトや割引券はとても魅力的です。
しかし、それだけにつられて投資しないように気をつけましょう。
「魅力的な銘柄で、オマケ的に株主優待が付いている」ような株が理想的です。
優待内容だけで判断して投資すると、結果的に損することはよくあります。
あくまで「株式投資」ですので、結果的に損しては意味がありませんので、成長が見込める会社の株や、割安で将来的な株価の回復が見込めるような会社の株を買うように心掛けたいところですね。
株主優待を含めた株式投資法については、みきまるさんの著書が参考になります。
過去に書評記事を書いています。ご参考いただけると幸いです。良書です。
■ まとめ
3月の株主優待獲得銘柄(予定)と株主優待の注意点について書きました。
保有銘柄では比較的有名なものを保有しています。短期の保有ではなく長期で保有しています。
株主優待はとても楽しく魅力的ですが、注意点も多くありますので、自分の投資法とうまく組み合わせて取り入れていきたいですね。
以上
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