【書評】「1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本」を読んで配当予想と株価予想をマスターしよう

書評

久しぶりの書評記事です。

今回は、山本潤さん、皆木和義さんの著者「1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本」を紹介します。

どんな本?

本書は前半と後半で内容が分かれています。

前半(計算モデルの紹介)

営業利益率、ROEなどから将来(5~7年先)の配当を予想し、どれだけの上値余地があるか計算して銘柄の選定を行います。

将来の株価は予想不可能だか、配当は予想可能という考え方に基づいた計算モデルです。

配当予想→株価上値予想といった流れのモデルです。

具体的な銘柄と、上の計算例の紹介がありとても参考になります。

後半(有名経営者の理念紹介)

良い投資先の企業は、経営者の理念が優れています。

この理念を学ぶことで、良い企業を見極める材料としましょう、という内容です。

取り上げられている経営者は、永守重信さん、孫正義さん、稲盛和夫さんの経営哲学が紹介されています。

私の場合、本書の前半部分が知りたかった内容でしたので、後半は流し読み程度にしました。

どんな計算モデル?

この計算モデルの細かい内容は本書を読んで理解していただければと思います。

ここではざっくりとしたイメージを伝えたいと思います。

計算モデルは、以下のプロセスで銘柄の株価上値目処を予想します。

①営業費用売上比率が1.15以上か

営業費用売上比率は、ほぼ営業利益率だとイメージしてください。

A:営業費用売上比率

B:売上高

C:営業利益

A=B/(B-C)

この式の意味は、どれだけの資本を投入して、どれだけ回収できたか、を表しています。

営業利益率とほとんど同義です。

この指数が1.15であるかどうかが最初のステップです。

②営業利益を0.24倍(0.6×0.4)する

営業利益から法人税40%を引くために0.6倍し、更に税引き後営業利益から配当として分配される分を40%(0.4倍)として計算しています(配当性向40%)。

この配当性向は、現在の日本企業の配当性向の平均が30%であり、今後40%にまで上がるだろうという予想に基づいています。

③ROEにより場合分けをする

②で算出した数字を、ROEの数字次第で1.5~4倍にします。

ROE 20%以上・・・4倍

ROE 15~20%・・・3倍

ROE 10~15%・・・2倍

ROE 10%以下・・・1.5倍

ROEは、税引き後営業利益÷自己資本で算出できます。

ここで算出する数字は将来期待できる配当金の原資となります。

④ ③の数字を時価総額で割る

この数字が将来の期待配当利回りとなります。

⑤ ④の将来配当利回りから将来株価(上値目処)を算出する

現在の日本株の配当利回りの平均が1.6%ですので、④で算出した将来の期待利回りを1.6で割ると、株価の上値目処がわかります。

例えば、④の期待利回りが3.2%となれば、

3.2÷1.6=2

となり、現在株価から2倍までの上値目処があるということになります。

まとめ

本書の計算モデルの流れは、

①営業費用売上比率でスクリーニング

②現在の営業利益とROEから将来の配当原資を見積もり、配当利回りに換算

③その配当利回りを平均配当利回りと比較して上値目処を予想する

配当利回りを基にした将来(5~7年後)の理論株価予想が立てることのできる計算モデルです。

上記以外にも細かい条件がありますが、本書を読んで確認いただければと思います。

数式で進めるため、少し難しいと感じるかもしれませんが、考え方自体は配当利回りをベースにしているのでシンプルです。

考え方を取り入れる意味でも有益な本ですので参考までに読んでみることをオススメいたします。

以上

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